ハイマツ帯

たまに更新できればいいな

弘前城

 17億円——皆様はこれが何を表す数字か、わかるだろうか。これは、私が今ほしい現金の額である。17億円あったら、真如堂の辺りに家を建てて、残りのお金を資産運用して、あとはアルバイトして日々大人しく過ごしたいと思う。

 

 とまあそんなことはどうでもよく、残酷なことに暦通りに時は過ぎ、もう世間は10月になってしまった。この間に様々なことがあった。あまりにあったので、網羅的に書くのはあきらめておく。前職で色々あったことについては、そろそろ時効だと思うので気が向いたときに書き留めておきたい。

 この間あまり更新をしなかったが、別にさほどblogに対する意識の変化などがあったわけではなく、一番大きな要因が社会人になってから買ったPC(ビッグカメラで一番安いやつを買った)があまりにポンコツで、しかも日を追うごとに老衰が進行しているのであまりPCを使う気にならないという事情がある。あと疲れて帰ってくると睡眠時間を優先する。

 

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 所要があり名古屋に行っていた。私の一番好きなラーメン屋である如水に行ったのだが、その際にたまたま母校の高校が文化祭をやっていたので見学してきた。

 この高校時代は結構無茶苦茶で面白かったので少しだけ思い出を記録しておこうと思う。私はこの中高一貫の男子校に高校から入学した。1学年400人弱のところ、我々外来組は1クラス33人だけだった(1年次のみ別クラス、2年から分散・合流する)。例年、外来組は、内来組とのパワーバランスから当然大人しく静かに暮らすのが通例であった。が、私の世代はたまたま異常者が集っていたのか、すぐに教室の前と後ろでキャッチボールをしだしたり、暴行事件を起こしたり、窓から下にいる奴に暴言を吐いたり、食堂で天むすを投げたり、授業中うるさすぎて隣のクラスから苦情が入ったりして愉快に暮らしていたのだった。私はというと、やはりこういう状況であまりに大人しく暮らしていると損することが多いので、適度にふざけて遊んでいたと思う。

 そんなある日、外来組で一番うるさく、内来組からも目をつけられている男の下駄箱がボコボコに破壊されているという事件があった。外来組では、今思うと何故かはよくわからないのだが、非常にそれを面白がった。あまつさえ、自分たちの下駄箱をボコボコに破壊するようになったのである。そのうち、クラスのまじめで大人しい奴の下駄箱まで同じクラスの奴に勝手に破壊されるようになり、外来組周辺の下駄箱だけ全てボコボコに変形して閉まらないようになっていた。そんなことを、下駄箱の前を通るときに思い出した。

 我々の高校は1、2年は各教室で演劇とかをやるのだが、外来組の演劇も盛況なようだった。あまりに盛況で入れなかった。仕方ないのでかわりに入った部屋は手抜きすぎて面白かった。

 下駄箱はどこも破壊されていないようだった。

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