ハイマツ帯

たまに更新できればいいな

断水の日

 そういえば正月休みが終わる前に、研究室時代の先輩に誘われて山梨でキャンプしたのであった。なんで山梨かと言うと先輩が山梨で働いているからである。なんで真冬にキャンプするかと思われるかもしれないが、寒い中で焚き火にあたるのはそれはそれで味があって良かった。昼頃にキャンプ場に着きさっそく飲み食べ始め、そのままシームレスに夜まで飲み食べ続けた。先輩がスペアリブの骨を焚き火に放り込みながら、「骨は燃えるよ。最近葬式で燃やしたから知っている」と、おっしゃっていた。

 最も不安だったのは夜の寒さであったが、下は5枚、上は7枚とか着て寝袋も3枚使ったのでさすがに快適に眠れた。翌朝焚き火のあとを片付けていると、先輩が石のかけらのようなものを拾い上げ、「これは骨だな。ここが脊髄。こういうふうに燃え残るんだ。最近葬式で燃やしたからわかる」と、おっしゃっていた。その後は洞窟を見て解散した。

 ところで自分はキャンプとかバーベキューは嫌いではないし楽しいと思うけど、あんまり自分から行く気がしないのは、それならもうちょっとがんばって山に入ったらもっと楽しいのに……と思うからである。より具体的に言うと沢沿いの焚き火がなによりも好きである。

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 先日、近所の小石川植物園に行ってきた。寺田寅彦の「どんぐり」の舞台となったところである(参考:http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/827_13489.html)。

 園内は整然と植物が並べられているというわけではなく、適当に植物が散らばっていて広い公園のような感じで良かった。冬の木は好きである。楽しかった。いろんな季節に行ったら多分いろいろ楽しいんだろう。

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 今日スーパーに行ったらすじことかローストビーフとかいろんな食材に「恵方巻に入れよう!」みたいな札がついておりなんでもありかという感じだったが、さらには豚肉にも「恵方巻と一緒に豚汁を食べよう!」という札がついておりいよいよ自由自在の様相を呈していた。

 私の通っていた某k大の横には神社があり、節分には盛大なお祭りを開催していた。大学の前の道路も屋台で埋め尽くされ、構内にもその煙が入り込んでくる激しさであった。基本的に私はあんまり祭には行かないが、この節分祭に関してはテストがちょうど終わる時期というのもあって結構好きだった。部室で昼間から麻雀を打ったりこたつで寝たりしてだらだらしていると、なんとなく祭をやっているようなのでみんなで繰り出し、ちょろっとなんか買って、人大杉やねんとか言って帰ってきてあとはまた部室でだらだらするのである。節分には一度同期の男が部室に豆を持ってきたが、掃除がめんどいという理由で豆まきに反対を受けたので袋のまま投げており、特に風情が無かった。