ハイマツ帯

たまに更新できればいいな

病院の夜明けの物音

 この頃は様々なことがあった気がするが記憶があいまいである。

 

 東京への配属が決まったので、家を探しに行った。結局文京区とかいうところの某所に下宿を構えることとなった。ここらへんの土地の印象としては、あまり山とかが見えなくて景色がなんとも言えない感じである。まあ住んでるうちに楽しいことも見つかるかもしれんけど。家を探しに行った際、すもと様とオフって神楽坂某所でお昼をごちそうしていただき、まことにありがとうございました。私も段々ここらへんを庭にしていきたい。

 ちなみにこのとき相談に行った不動産屋の人はなかなかサイコパスっぽい人で、家を見に行くために一緒に歩いてる最中、「この仕事は辛すぎる。生まれ変わったら二度とこんな仕事はしたくない」、「禿げてるのでお金を出さないとモテない。キャバクラに行くしかない」、「僕みたいな息子で親は不幸だろうな」などと無茶苦茶言っており、他にも嫌な客の話とか無能な業者の話とか言いたい放題であった。やはり不動産業界というのは厳しいところなので心も荒んでしまうのだろう。

 

 あとは後輩達と久しぶりに沢に行った。某日の23時にBOXを車で出発し、ボコボコの林道を走りつつ翌朝4時過ぎに入渓点に到着。まだ暗いので少し仮眠するが寒すぎてまったく眠れなかった。明るくなってきたので車の外に出ると更に寒く、さっさと帰りたくて仕方なかったが、ここまで来たのでやむを得ず入渓する。沢自体はしょぼくれたところで、滝もあるにはあったが、特に問題もなく終わった。あほみたいに寒いにも関わらず斜めの滝でウォータースライダーしてる奴がいた。

 下山が早かったので温泉に入り、勝浦で刺身を食べ、速玉大社と神倉神社に寄った。良い所だった。ところで自分は冬の南紀が好きである。特になにが良いというわけでもないが、静かで寂しく、それでも暖かい雰囲気がよい。夜に部室に戻り、新宮で買ったクジラとマグロを炙りつつ酒を飲んだのであった。こんなふうに徹夜で沢を登って遊ぶようなことも、社会人になったらどれだけできるのだろうか?

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 他にはなにがあっただろうと思って手帳を見てみると、体重の経過が書かれているだけでなにもわからなかった。ただ、部室で麻雀を打ったり酒を飲んだりすることが多かったことは覚えている。

 なんか春休みに長期の旅行でも行こうと思ってたが、気力が限界だったのもありなにも行ってない。まあこの下宿でだらだらするのも大切である気がするので、これはこれでとてもよいと思う。