読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ハイマツ帯

たまに更新できればいいな

循環

 2014年の10月である。当たり前だが2013年の10月から1年が経っているということであり、先ほどあらためて考えてみて本当にあっという間だったと妙に感慨深かった。とりあえず思い出されるのは、やたらに晴れた空の下でまどマギの映画を見に行ったり、みやこめっせのイベントに行ったりしたことだ。うおっうおっうおっみたいな感じで夢中で走りきってしまった一年だった。

 

 様々なことがあった。なぜか前回の日記に書き忘れていたが、10月初旬に祖父と母と兄が京都に来た。嵐山を案内したが、前日の台風により桂川は濁流と化して異常な迫力となっていた。

 当然と言えば当然だが、やはり親族では僕の将来を心配しているらしい。僕としてはなるべく安心させたいと思い、なんとかなるという旨を伝えようとするが、なにせ自分でも何がどうなんとかなるのかさっぱり分からない有様であるので説明しようがない。それでもなお、自分ではあんまり心配してなかったりする。かつてもう卒業できず中退するんじゃねえかななんて思ってた頃とは、だいぶ心持ちも変わったものだ。

 

 あと、サークルの同期5人であけぼのというくそぼろい飲み屋で飲んだ。この飲み屋は我がサークルで数十年前から伝統的に使われている飲み屋である。安くてすごく良い雰囲気なので京都に来た人はぜひ行ってみてほしいが、なにせぼろいし汚いので人を選ぶ店である。この店では基本的に飲み物がビールしか無い(正体不明の日本酒と焼酎はあるが)ので、一回生はここに来るうちに必然的にビール党に育成されることになる。

 この店は東山二条にあり、大学から20分ほど歩く。夕方、東大路通りをぶらぶらくだりつつ、「遠い日は二度と帰らない♪夕闇の東山♪」などと歌いながら疏水を越えていくのが乙である。もっとも思い出されるのは全て浮ついた話の皆無な男たちの寂しい姿であり、「京都慕情」に歌われているような恋の話はまったく無いわけではある。

 今回のあけぼのは、非常に楽しく、また色々あってとても印象に残ることになった。

f:id:dashimaster:20141014065619j:plain

 

 他には、農学のほうのゼミに出ている。来年から僕の指導教官になる准教から、学部生の実習で国有林に行くから君も来たらどうかと言われ行くことにしたのだが、なんと集合場所を間違えたため参加できなかった。これには自分の無能さに本当に愕然とした。経済学部の方のゼミでは、ゼミ参加希望者の面接をすっぽかすなどして最初から思いっきり評価を下げまくった結果、その後評価を回復するまでに多大な労力と時間を要したわけだが、今回もどうやら同じ道を辿りそうである。

 ゼミ自体に関しては、東南アジアの人がめちゃくちゃ多い。この事情は多少複雑である。もともと准教がやってる研究室は国内の林業を主に対象としていたが、数年前外部から謎の教授がやってきた。彼は東南アジアをメインの研究対象としている。元々分野が違うのに無理やり同じ研究室にまとめられ、その後教授の勢力がどんどん強くなり、そして留学生がやたら流入し、6割以上が外国人となった。ゼミでは英語で専門用語がヒュンヒュン飛び交い、准教は隅っこで小さくなり、僕は茫然としてその様子を眺めていることになる。もちろん見学はしてある程度事情は把握してたが、ここまでのパワーバランスになっているとは知らなかった。

 まあ、とりあえず修士2年のことである。2年で就職するならそれまでだし、それ以上研究するなら我慢するなり自らの力で勢力を拡大するなり他の大学に行くなりすればよい。

 

 あとは、ひとつ重大な事件があった。まだよく分からない部分が多いし、自分の中での整理もついていないので、しばらくは自分の胸に閉まっておきたい。今の気持ちだけ記録しておくと、あまり現実味が無いというのもあるだろうが、案外冷静だ。ただ、冷静であるのが悪いことではないと思うけど、自分の平静さというのが申し訳ない気がする。景色ひとつに感傷的になるくせに、他人に対して感情の起伏が激しくなりがたいというのは自分の性質として否定できないようである。