ハイマツ帯

たまに更新できればいいな

金毘羅山

 今日(22日)は、後輩Happyとともに京都大原の金毘羅山のあたりをふらふらハイキングしてきた。金毘羅山は岩場がいっぱいあるのでザイルワークの練習で数十回訪れているにもかかわらず、今回初めて山頂に行った。まあ特に何も無い山頂だった。小さな祠があったが荒れまくっていたのが印象的だ。

 秋かと思っていたがやたら暑く汗が噴出した。適当に北に縦走したのち寂光院に向けて降りる。下りの道は途中でよく分からん感じになりなぜか藪を漕いだりした。寂光院では係のおばさんが解説をしてくれたが、なんでも数年前に心無い悪漢により放火されたために再建したらしい。東山の寺社のように山の斜面を広々と使っているのかと思っていたが、実際はなかなかこじんまりとして静かなところであった。

 ちなみにHappyは僕の一個下の後輩で、直属の部下(?)として幾度も行動を共にしている。釣りが好きな奴で、昔はなかなか言葉を発しなかったのだが、沢で死闘を繰り広げるうちにだんだん人間にも心を開くようになっていった。良かった。

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 他には、サークルの同期2名及び後輩1名と部室で麻雀を打ったり酒を飲んだりした。同期で医学科の某Yは臨床医になるのがどんどん嫌になってきて研究者になりたくて仕方なくなってきたという話をしていて感動した。ぜひ激しい研究職の道に進んだ方がいいだろう。また、理学部の某後輩も研究職になりたがってることが判明した。高校の教職をとろうと思ってたがやっぱ嫌になったらしい。なんでも研究室の教授は今まで一種類と思われていた百合科を二種類に分類しようとしてるとのことで、その筋では有名人らしい。一緒に研究してれば研究資金くらいは楽に稼げるだろうとか語っており、その謎の自信は見習いたいところだ。

 あとはさほど特筆するような事件も無かったが、強いて言うとベランダにセミの死骸が落ちているという事件があった。最初はそれを見て、ああセミも死ぬんだよなぁなどとよく分からん感慨を覚えたりしたが、すぐに飽きて早く風でどっかに飛んで行ってくれないかなあなどと思うようになってしまったのである。ちなみにまだいる。

 

 さて、最近の僕は日帰りのしょぼい山にばかり行っており読者の皆様もなんと情けなくむくつけき奴だと激怒されているかもしれない。しかしいよいよ、26日あたりから一人で北アルプスに行ってこようと思う。本来は雄大な沢に行く予定だったが、今年は異常に冷え込みが早い上に増水してそうなのでやめてしまった。代わりに平和に縦走してくる予定だが、まあとりあえず死なないことを重視しようと思う。なにせ一人なので、後期のことも今後の人生のことも、考える時間はたっぷりあろう。下山したらついに夏休みも終わる。怠け切っている今の精神の、それなりの転機になることが期待される。