ひとりぐらいはどこかで生き残り

　新学期が始まる前に学部生活を総括し、その反省の上にスムーズに院生生活をスタートしたかった。が、いざ書こうとするとさっぱりまとまらないので、まあ思うことを適当にいくらか羅列しておこうと思う。

　全体的な反省としては、もっと勉強をがんばれば良かったとかもっと計画的に生きれば良かったとかもあるけど、もっと人に優しくするべきだった。あまり他人の心情を考えないことが多かったと思うので。また、もっと謙虚に生きるべきだった。心の中のどこかで、今まで自分のほうが周囲よりがんばってきたというような傲慢な考えがあったと思う。留年したりぽこぽこ単位落としたりするなかでいくらかは改善されたと思うが。年末年始に帰省したとき幼稚園以来の友人が、一年の留学を経て良い企業に就職して、結婚もそのうちするかもなぁみたいな話をしていた。僕は下宿で一人暮らしで、勉強という自分にとって比較的楽なことをまだまだ続けながら生きていこうとしている。まっとうに生きるというのは実はすごく難しく、またすごく大切なことであるよなぁと思う。

　入った登山サークルに関してはとても良かったと思う。道の無い場所に行けるようになったし変な環境でも割と耐えられるようになった。それと、少なくとも僕が入った頃の雰囲気はまさに男子校のようだった。僕の世代で残った5人が全員男子校出身というのは決して偶然のみによるものでは無いと思う。留年した先輩や研究職コースの先輩がたくさんいて、おかしな刺激がたくさん与えられたのも良かった。僕の世代で3人が留年したのもやはり必然性があったような……。あと僕にとっては微妙にオタサーも兼ねていて、東方の同人誌を書く者やニコ生主がいたりしたので面白かった。先輩がSF小説で新人賞をとったのでワロタ。

　そういえば大学に入って一カ月くらいしたころ、サークルもそんな感じだしもしかして大学生活の間まったく女子と関わる機会が無いんじゃないかなと思ったのだが、本当にその通りになった。予感が当たったと言えそうだが、果たしてそれが予感だったのか覚悟だったのかはなかなか判断が難しいところではある。

　一回生の冬。5つ上のroc先輩と6つ上で公務員のplane先輩と沢に行った時のこと。帰りの車内でplane先輩が｢昔は結婚願望とかあったけど最近はもう……。結婚したらこんなふうに休日に自由に行動できないし。しかもそのうち俺死ぬ気がするし……｣といったことを話していた。僕はその時あははあははと笑って聞いていた。あとでroc先輩から、実はplane先輩は昔はモテるために色々がんばってて結局あまりうまくいかなかったんだ。というような話を聞いて、なんともやるせない気持ちになった。5年がたって。この時のことを思い出すとさらにやるせない気持ちになるし、また彼の中に未来の自分を見出すような気もする。僕はこれからどうなるだろう。

　話は変わって、一回生の頃からtwitterをはじめて、その頃は知り合いをいっぱいフォローしてたんだけど2回生の後期から今のアカウントを作った。twitterのせいで微妙に問題が起きたりもしたが、でもやはり楽しかった。インターネットはいつでも生温かく優しい場所だった。今年の三月は色々オフ会したりしてインターネット総集編(?)みたいな感じだった。皆様ありがとうございました。とても楽しく幸せでした。

　きもくなってきたのでもうこのコーナーやめる。最近あったことというと、長野から帰ってきた夜、部室に僕とcentralとMTの同回生3人が半ば偶然集まった。それぞれ長野、屋久島、西表島に行ってきたので旅の報告をしたり写真を見たりした。西表島のお土産で酒を頼んでいたのだが、やたら迫力のある泡盛が現れたのでびびった。おいちーにぇ！

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