すやすやと寝入る。夢に。
昨年あったことを振り返ろう。と思っていたがこのブログでそこそこ頻繁に記録してきたのでもう良いかな・・・という気になってしまっている。まあ簡単に書く。
【1月~3月】
前半、テストが大変だった。しかしこの頃はようやく進路も見えてきていて、自分の目指す方向が分かっていたので精神的にはかなり楽だった。つくづく、とりあえず無難にこなしておくということのできない人間だなと思った。次年度を楽しい留年生活にするためにそれなりにがんばった。
あとスペイン語が終わり、ついについに苦しんで苦しんだ第二外国語ともお別れすることになった。スペイン語については様々なエピソードがあり、全部は書くと長いが、とりあえず印象的なのは実習で同じグループ(全員オタク)だった5回生の男の就活のことである。なんでも彼は留年したにも関わらず全く就職がうまくいかず絶望し、気の迷いから大阪のよくわからん企業に申し込んだらしい。それで、そこに書類を送ったらすぐ最終面接になった。面接ではいきなり社長が出てきて、「お前の好きなようにやったらええやん!!」などとわけのわからん励ましをいただき、しかもインド人を紹介されたらしい(このインド人が何者なのかは知らぬ)。当然のように内定をもらい、もう就活がめんどくさくなってそこに決めたとのことだ。彼が今もそこで働いているのかは知らないが、強く生きていてほしいと思う。なにしろ良い人だったので。彼からは「就活で絶望したらわけわからん企業に応募すれば受かる」というありがたいようなありがたくないようなアドバイスをいただいた。このエピソードはスペイン語をやった中でも大好きなもののひとつだ。「お前の好きなようにやったらええやん!!」は我々のグループの中でしばしば使われる言葉となった。
つい昔話が長くなってしまう。後半は微妙に勉強したり農学部の教授と面談して進路を確定したり四国に連行されたりしていた。
山で印象に残っているのは、まああんまり山行ってないけど、追いコンで登った大文字山である。そう、ついに追い出されてしまった。キンキンに冷えた空気の中を黙って登り、火床でしばし酒を飲みながら夜景を見ていた。それは、一回生の春に同回生2人と一緒に見た時となにも変わらぬ夜景だったのである。
【4月~6月】
単位もまあまあ余裕があり、平和な生活だった。農学部のゼミを見学したり、院試の勉強をしていたりした。そういえば和歌山に行ったがこれはなかなかおもしろかった。あと謎に体温が高くなって困った。まあ我慢できないほどではないんだけど……。
山には後輩の練習につきあって近所の山にしばしば行ったりしていたが、一番心に刻み込まれたのは上多古谷の遡行である。久しぶりに痺れると言うか全身が疲れきると言うか心身ともにめちゃくちゃにした山だった。同行してくれた方に感謝。
【7月~9月】
前半、期末テストは多分たいしたこと無かったがそこそこ勉強したはずである。しかし院試の勉強がだんだん迫ってきたのでそれが忙しかった記憶がある。でも、多分、さほどつらくなかった。英語や森林の勉強してた。
院試を無事終え、9月の第一週に合格発表があった。良かった。運が。なんにせよ嬉しかった。あと体温の謎の上昇が治まった。なんなん。
山に関しては、近所の沢にちょこちょこ行って、これはけっこう楽しかった。しかし一番楽しかったのはやっぱり一人で北アルプスを縦走したことだ。北杜夫の辿った道は数年間ずっと気にかかっていたので、ようやく登れて心の重荷がとれた感じだ。
【10月~12月】
院試も終わり単位も揃い(多分)、休学生活に入った。当然気楽な生活なのだが、経済と農学のゼミには一応通っていた。経済のゼミでは、教授により変な仕事をする羽目になり微妙にめんどくさい。とは言え基本的に下宿でぐうたら過ごす生活である。こんなに何ヶ月も下宿で一人ボ――……と暮らせるなんて人生でそうないことだと思う(まあかつて下宿に引きこもっていた時期があったが……)。そんなわけで今この生活の幸せを噛みしめなければならないなと日々思っていたのだ。あと様々なことがあったがまあ省略する。
山で一番楽しかったのは立間戸谷で、一回生以来の遡行。でっけえ滝がやたらあってやっぱり良いところだった。酒とつまみが大量にある遡行だった。色々思うところがあった。
総じて良い一年だったと思う。来年以降の地獄(多分)に備えるために、十分にぐうたらしておくべきモラトリアムだったとも思える。
あと色々書いておくべきことがある気がするがめんどいのでもうやめる。昔話については正直いっぱい記録しときたいので気が向いた時に書き散らしたい。アニメの感想とかは別の機会に。終わり!閉廷!!閉廷!!!