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ハイマツ帯

たまに更新できればいいな

ガジュマル

 この三日間、1限から5限まで集中講義を受けていた。

 前半は森林生態学をメインとする講義だった。この教員は北海道の標茶とかいうアホみたいに寒いところの研究所からわざわざ呼ばれてきたのだが、京都は寒いから早く授業やめて北海道に帰りたいですとしきりに呟いたおられてのが印象的だ。やたら休憩が多いし18時までやるところを17時に終えるあたりが特に良かった。

 後半の授業は主に木材流通に関する講義で、大体知っている内容であった。この教員は40代?の髪がオレンジ色なお姉さんで、話が冗長であるうえに所々知識不足や理解不足な様子が見られ、やはり助教はこんなものかなどと不遜なことを思ってしまった。ただ16時過ぎには授業が終わったあたりに人柄の良さが感じられた。

 ちなみにこの講義は留年仲間のf郎さんも一緒に受けていた。彼はアラビア語の授業で一緒だったのだが、今年度ついに初級の単位を取得したらしい。今日飛行機で一人イタリアに行き、そこから船でチュニジアへ行くという話であった。

 

 他には特に事件も無かったのだが、数年前に買った寺田寅彦の短編集をこの前部屋で見つけたのでパラパラと読んでいる。美しく寂しい情景が目の前に浮かんでくるような素敵な随筆が多く、こいつなかなかやるじゃねえか・・・などと謎の上から目線で読んでいるのだが、叙情的な描写の部分からもにじみ出る知性や教養が感じられるのが心に響く。

 そう。知性や教養の裏付けが無い叙情は虚しいのである。僕には知性も教養もたいして無いので、金麦のおいしさひとつ満足に伝えることができず、読者の頭を悩ますようなよく分からん文章しか書けないのが残念な限りである。

 知性も教養も今後大幅に伸びる予定は無いので、読者のみなさんには迷惑をかけ続けてしまうことになるが、まあ暇が限界に達した時にでも読んでもらえれば幸いである。